割り箸と環境問題
近年、「MOTTAINAI運動」等から、「マイ箸」ブームが、巷に広がる。
しかし、
①、割り箸その物は、日本生まれの「食具」である。
そもそも丸太を角材にした際に出る端材が、「もったいない」と
生み出されたのが、割り箸。
②、安い割り箸を求め、「外食産業界」などに普及して来た
「中国産」の割り箸。
中国産は、「端材」でなく、天然材を使用。
見方を変えれば、 「森林破壊の助長」と言えなくもない。
ある調査では、中国の木材消費量のうち、割り箸は0.16%に過ぎ
ず、日本に入って来るのが、6割を占める。
日本が割り箸を使わなくなっても、中国の森林問題解決は無理な
様である。
割り箸まで国産より中国産に頼った
日本の産業構造が問題と問われる面もある。
森林問題にからむ環境問題では、「過剰伐採」がテーマである。
木材を得る為に、あるいは農園や牧場、住宅地を切り開く為に森林が伐
採なされて、一年間に数百万㌶の森林が減少し、地球温暖化へも影響
も危惧されている。
日本は、世界にもまれな森林大国で、国土の67%が、森林に
覆われている。
問題は、適切な伐採を推進していく事にある。
日本の森林は40%が、人工林である。
人工林は、
成長するにつれ、密生した林内に光が、入らない状況をつくる。
結果、昆虫や鳥獣は、生息しにくくなる。
また、雨が直接地面をたたき土壌を流し、川が氾濫し易い状況を生む。
不適切な伐採が、森林を荒廃させる。
『安い外材に圧迫された国内林』との情報は、間違い。
国内材の方が外材よりも安い。
丸太は、製材の過程で何割かは切り捨てられていて、1本当たりから2割ほど利用されている。
国産割り箸は、
端材を利用して作られる。
割り箸から、
日本の環境問題を考え、木材を無駄なく使う心がけが必要!!
学生の頃よく聴いた「終わりの無い歌」
惣領智子さんのシングルレコード
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